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乃木坂46ロケ地巡り:第2回 〜涙がまだ悲しみだった頃MV〜

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涙がまだ悲しみだった頃 ロケ地
乃木坂46のMVや番組のロケ地、その他ゆかりのある場所へ実際に行ってみよう!「乃木坂46ロケ地巡り」。

ガールズルールMVに続き第2回目は、2014年にファンから惜しまれながら卒業した伊藤寧々さんセンター曲、「涙がまだ悲しみだった頃」です。



「涙がまだ悲しみだった頃」は、乃木坂46が2012年8月22日にリリースした3rdシングル「走れ!Bicycle」のカップリング曲。
楽曲センターは伊藤寧々さんですが、MVのストーリーでは齋藤飛鳥さんが主役。浜辺でのダンスシーンや、手紙を渡すために走る飛鳥さんが印象的な、夏らしい爽やかな作品です。



メインのロケ地は3つ!

このMVのロケ地は、大きく分けると「学校」・「駅周辺」・「海辺」に分かれます。すべて茨城県。


旧八代小学校


旧八代小学校
茨城県潮来市島須733 旧八代小学校

MVのドラマ部分冒頭の舞台となっている学校は、茨城県潮来(いたこ)市にある「旧八代小学校」。

ガールズルールのロケ地である旧黒沢中学校と同様、映画やドラマなどの撮影が行われることもある廃校です。普段は地域のスポーツセンターとして利用されています。

正門に鍵がかかって勝手には入れないようですが、私が訪れた日は運良く関係者の方がおり、敷地内に入ることができました。


荒野台駅


荒野台駅 鹿島臨海鉄道大洗鹿島線
茨城県鹿嶋市大字荒野 荒野台駅
(鹿島臨海鉄道大洗鹿島線)

飛鳥さんと男子生徒が対面し、手紙を渡す駅のシーンは「荒野台駅」。潮来市から川を渡ったお隣、茨城県鹿嶋市です。

この駅、なんと無人駅。バスのように整理券を取って電車に乗り、降りるとき車掌さんに運賃を支払うシステムのようです。線路もひとつしかありません。


民宿三浜


民宿三浜
茨城県鹿嶋市小山1159-83 民宿三浜

そしてメンバーみんなのダンスシーンは、荒野台駅から東へ移動した海沿いにある「民宿三浜」。

海の家を兼ねた民宿で、その敷地内にセットを組みダンスシーンを撮影したようです。

こちらでは宿の奥さんに撮影時のお話を聞くことができましたので、下の方に掲載します。


写真:涙がまだ悲しみだった頃

さてここからはMVと照らし合わせて写真を掲載していきます。


中庭


男子生徒(先輩?)を待つ飛鳥さんがいる、花壇のある小さな中庭。

涙がまだ悲しみだった頃 学校 旧八代小学校中庭
MV当時から4年ほど経つため、サビも増えています。


昇降口


飛鳥さんから見て右側前方、男子生徒が現れた昇降口。

涙がまだ悲しみだった頃 生徒 旧八代小学校 昇降口1 旧八代小学校 昇降口2
映像では狭い通路のように見えますが、下駄箱のある普通の昇降口です。


花壇


それを見てあわてて隠れる花壇。

齋藤飛鳥 旧八代小学校 花壇1 旧八代小学校 花壇2
昇降口からの距離が非常に近いため、実際に隠れてもすぐにばれてしまうかも…?花壇は今でもきちんと管理され、花がきれいに咲いています。


渡り廊下


渡り廊下の奥から寧々さん登場。

伊藤寧々 旧八代小学校 渡り廊下1 旧八代小学校 渡り廊下2

校舎の隙間


走り出した飛鳥さんを見る寧々さんがいる、校舎の隙間。

伊藤寧々 旧八代小学校 校舎1
旧八代小学校 校舎2 ちなみに、このときの寧々さんから見た視点がこちら。
飛鳥さんの進行方向には正門があり、映像内の世界と実際の位置関係はきちんと合っています。


駅への坂道


男子生徒を追いかけて駅に向かう途中にある坂道。後ろには海。

涙がまだ悲しみだった頃 海のシーン 茨城県鹿嶋市
実際には学校から駅まで車で30分ほど。走って向かうのは無理があるかも?


手紙を引き受ける道路


走れなくなった飛鳥さんから手紙を引き受け、代わりに走り出す寧々さん。

涙がまだ悲しみだった頃 走るシーン 茨城県鹿嶋市
右も左も、ひっそりとした民家です。


荒野台駅


寧々さんから手紙を受け取った川後さんが、男子生徒のいる荒野台駅に到着。

川後陽菜 荒野台駅

駅のホーム


川後さんが駆け上がった駅のホーム。

川後陽菜 荒野台駅ホーム
現在は線路の向こう側が道路になっていました。


ホーム入り口


他のメンバーも駅に着き、川後さんの元へ。

齋藤飛鳥 荒野台駅入り口

海の家


全編を通して挟み込まれるダンスシーンと、ラストの食事をする海の家。

涙がまだ悲しみだった頃 ダンス 民宿三浜 海の家 民宿三浜 鹿嶋市
民宿三浜 バーベキュー ちなみに、このときのメンバーから見た視点がこちら。民宿の裏にある海の家に向かい踊っていたようです。


取材:「涙頃」と津波の意外な関係。

ダンスシーンやラストシーンで非常に印象深い海の家。海辺にあるように見えて実は、民宿の敷地内で撮影されています。

撮影地の「民宿三浜」さんに連絡を取ったところ、当時のことを覚えており取材させてくださるとのことで、奥さまにお話を伺ってきました。


民宿三浜 全景 乃木坂46というグループが、3〜4年前くらいに来ましたよね?

うん、来たよね〜大勢ね。夜までかかってね。


突然連絡が来たんですか?撮影させてくれって。

スタジオを通して、うちはけっこう多いんですよ。


えっ!他にもロケ地として使われてるんですか!?

あの海の家と、ここ(民宿の玄関前)も。雑誌とかいろいろ来てますよ。


そうなんですか!乃木坂は海の家の敷地内で撮ったんですよね?

そう、あの角の方で。あのときはなー、堤防がなかったからね。


そうですよね、あんなコンクリートの壁あったかな?と思ってたんです。

そうそう、あれは去年できたから。


映像見ると木の骨組みみたいのがあるんですけれど、あれはスタッフさんが持ってきたんですか?

すだれ掛けてやってたね。あれは元々あったんだけど、今はもう無くして。あの時とはいろいろ変わっちゃったね〜。


民宿三浜 撮影 他の撮影はどんなのがあるんですか?

最初は佐藤浩市がキリンビールで来たよ。ここにひまわり並べて沖縄風の写真撮ってね。


たしかにここちょっと沖縄感あります。茨城を沖縄に見立てちゃうんですね!

この前は木梨憲武と福士蒼汰が来てね、焼きはま食べてたよ。


そんなに使われてるんですか!乃木坂46というグループ自体は覚えてらっしゃいます?

うん、AKBの下っ端だーつって。


そこまでご存知なんですね(笑)メンバーやスタッフさんと何か話したり、交流はありました?

いやーそんな暇ないでしょう、あの人たち忙しくて。邪魔しちゃ悪いからね。


乃木坂ファンの人が来たり、民宿に泊まったりってことはありましたか?

前に徳永英明が波乗りで来た時はね、ファンの人たくさん来たよ。でもそっち(乃木坂)はぜんぜん来ないねー。


犬 ここって夏になると、民宿に泊まって海の家でバーベキューやってそのまま海に入って、って全部できるんですよね?

そうそう、部屋から海も見えるし。そこは海水浴場ではないんだけどね。


そういえば、いま海のところ立ち入り禁止ってなってますね。

あれ工事中だからね、あそこ全部壁でふさいで階段できるんだって。


ぜんぶ壁になるんですか!やっぱり津波対策ってことですか…?

ここはあのとき津波来なかったから後回しで、去年やっと作り始めてね。


それであのコンクリートができたんですね。映像とはだいぶ雰囲気違いますもんね。

そうだ、写真あるけど見る?


写真ですか!?ぜひ!


このあと、過去の撮影風景を撮りためたというデジカメ写真を見せてもらったんですが、残念ながら乃木坂の写真はありませんでした…。


まとめ。

民宿三浜の奥さんのお話にあったとおり、あのダンスシーンで使われた場所には、当時なかった防波堤ができていました。

荒野台駅の新しい道路だったりこの防波堤だったり、過去のMVロケ地はどんどん変わっていることを、今回あらためて実感。

これをご覧のみなさまも、好きな映像のロケ地に興味がありましたら、早めに行くことをおすすめします!時間が経つとその風景がなくなってしまうかもしれませんよ〜。


  • その他のロケ地巡り記事はこちら
  • ロケ地巡り | ぐるのぎ
  • 「涙がまだ悲しみだった頃」のロケ地巡りと同日に、他のロケ地にも行ってきました。近日記事をアップしますので、そちらもよろしくお願いします。




追記:2016/5/4

ダンスシーンの「民宿三浜」さんに行ってみたい方へ、詳細を書いておきます。

  • 民宿三浜
  • 〒311-2222 茨城県鹿嶋市小山1159-83
    TEL:0299-69-3179
  • 民宿旅館 三浜
  • 海の見える部屋があり、敷地内でバーベキューなんかもできるようです。徒歩0分で海にも入れます。素泊まり4,000円。



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3件のコメント
  • 乃木坂大好き より:

    涙がまだ悲しみだった頃僕も学校で涙ばかりながしてこの涙が悲しみだった頃を聞くと悲しいことがふっとびました。

  • シュガー麗 より:

    ◇ー「これって何処でロケしたんだ?」とMV観ていて気になり
    検索掛けると・・・ここに辿り着きました。

     これほどまで詳細にリポートしてくださり、ありがとうございます。
    ー「茨城かぁ~!」でした。
    海の見える坂道の画は、すごく素敵でした。

  • かいしゅん⊿ より:

    初めてコメントさせていただきます。このようなレポートを書いてくださり、ありがとうございます。僕は九州に住んでおり、なおかつ学生ということもあり、ロケ地巡りというものをしたことがありません。なのでこのようなレポートはホントにありがたい限りです。
    これからも愛読させていただきます。本当にありがとうございました。

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