46HOUSE! #3に参加されたみなさま。あれから3週間が経ったわけですが、いかがお過ごしでしょうか?
私は今でも当日の動画を見返したり、Sugaya Bros.さんがかけたbanvoxやtofubeatsをヘビロテしている毎日です。
この記事では、レポート記事に書けなかった後日談というか、編集後記的なものを書いてみたいと思います。
はっきり見えた、バンドの違い。
まず2つのバンド、ディープリバーとblank46のこと。レポート記事の冒頭インタビューの中に、”2つのバンドはぜんぜん違くておもしろい” っていう話が出てくるんです。
それは前回の #2 を終えた時点で私も感じていて、お客さんの関心の向いている方向が違うかなという気がしていました。ディープリバーは「人」に、blank46は「演奏」に、それぞれ関心が向いているのかなと。
でも今回 #3 で、そうではない明らかな違いを見たように思います。
はっきり表れたのが、ディープリバーの「世界で一番孤独なLover」、blank46の「ポピパッパパー」でした。どちらも原曲をかなり崩してのアレンジ。
ディープリバー「世界で一番孤独なLover」
イントロが流れたとき「おおっ!?」と思いました。
自然音を取り入れて、大人な雰囲気漂うファンクのようなジャズのようなアレンジ。そこまで音楽に詳しくないので、全然ファンクでもジャズでもなかったらすいません。
ガチ恋口上が飛び出す「ロマスタ」や、しっとりな「僕がいる場所」はもちろん素晴らしいけれど、「セカラバ」で感じたあの世界観こそ、ディープリバーの個性なのか!なんてことを思いながら聴いておりました。
イベント後に主催のいちろくさんが配信をしていて、セカラバの出来は30点みたいなことを言っていましたが、ぜんぜんそんなことないです!乃木坂曲の大人アレンジをもっと聴きたい!
blank46「ポピパッパパー」
対してblank46は、やっぱりこの路線がぴったり!
メンバーみんなが体全身で曲を表現していて、お客さんを巻き込みトランス状態?に持って行く雰囲気作りが上手!
動画だとどうしても小さくまとまって聴こえてしまうのが残念。現地ではそれぞれの楽器とボーカルがぐわんぐわん絡み合い、音のうねりが感じられるんです。
私が演奏曲の中でいちばん好きなのは「ここにいる理由」で、こういうダークな雰囲気の演奏がこのバンドの持ち味なのかなと思います。
ボーカルが、インタビューで「ポピパッパパー」を「ハードロック調」と答えていて、まぁ、そう感じたならそれでいっかと思ってましたが、blank46に関してはギター、ベース、ドラムはみんなパンクやハードコアが血肉となっている。そのため、必然的にそういう緊張感がでる。それが個性ですかね。
— blank (@yournameishope) 2016年6月24日
熱いエピソード?
それから、ディープリバーの演奏動画を見返していて気づいたエピソードをひとつ。
ギターのフォレストさんが、ギターソロのときに手元が狂ってちょっとだけミスしてしまったんです。そのときカメラが偶然とらえた、最前で盛り上げながら穏やかな笑顔で見守る、フォレストさんの友人。
全然問題ないよ!みたいな、気にするなよ!みたいな表情で、これはなんか熱いなと。ふたりの関係性を深くは知らないけれど、出る側と観る側の支えあいを感じた瞬間でした。
演奏と直接関係ないものの、現地ではこんなミニドラマ(?)が生まれているんですよ!
トラブル多め、レギュラーDJ。
れおロリドットンさん・Pさん・yushiさん・fusigiさんなど、レギュラーのDJ陣。レポート記事ではあまりふれなかったことのひとつに、機材トラブルがあります。この日やたら多かったんですよ、演奏機材の不具合。
blankさんがビールをこぼして音が出なくなったキーボードだったり、接触不良のマイクやDJ機材などのトラブルがけっこうありまして、タイムテーブルがだいぶ乱れました。
そうなると、どうしても割を食うのがDJ。出演順が変わるだけならまだしも、出演自体を取りやめにした方もいたようです。
映像なしのfusigiさん。
あと、そういったトラブル関係なく申し訳なかったのが、最後から2番目のDJ fusigiさん。
私オープニングからずっとカメラを回し続けていたもので、fusigiさんの出番直前で腕が限界を迎えまして、休憩をいただいておりました。
なので、fusigiさんのDJまるごと映像がないんです…申し訳ない!「キミガイナイ」のマッシュアップ聴きたかったです…。
かっこいいDJ。
イベントの2週間後、れおロリドットンさんと飲みに行きました。当然46HOUSE!の話になり、どうでした?と聞いてみたんです。
彼もいろいろと思うところがあるようで、もっと工夫して三輪さんやSugayaさんみたいなかっこいいDJがしたいと。もっと頑張らなきゃと。やせたいと。
でも私個人的にはあの火付け役というか、自らお客さんの中に突っ込んで盛り上げるスタイルはとても好きなので、やめないでほしいなと思うんですよね。
…なんて話をしました。
この話を記事にするとは一切言っていないので、あとで文句を言われてしまいそうです。#4 に参加予定の方、れおロリさんのDJに注目!
初めて撮影したダンス。
はねちゃん。さんと、おざわこさんのダンス。過去2回、ダンスにモザイクをかけると何しているか分からないし…ということで撮影を見送っていました。
今回は気合いを入れて顔だけボカシを入れて公開するつもりが、あまりに動きが激しく編集に時間がかかるため断念。やむなく全体をぼかしてみたら、意外と細かな動きまでわかるものですね。
レポート記事にも書いたように、ふたりのダンスはジャンルが同じでもまったく別もので、個性が出ていました。
46時間TVに登場!
レポートを公開した日はちょうど46時間TVの最終日。中田さんの持ち込み企画で「踊ってみた動画募集」というコーナーがありました。
その中でなんと、おざわこさんの動画が採用されて放送!しかも齋藤飛鳥さんからの ”認知している” 発言も。おざわこさんすごい!おめでとうございます!
やっぱ百合坂だな!
イベント後にSNSでお客さんの反応を見ていたら、「百合坂ちゃんよかった!」という声がとても目立ちました。私の周りの乃木坂友だちの中には、乃木坂から離れて地下アイドルにハマった人が何人かいるんです。この日、その気持ちが少しわかった気がしました。
あの近さであれだけ一生懸命に踊る姿を見たら、それは夢中になりますよね。この日は46HOUSE!選抜の7人だけでしたが、メンバー全員揃ったパフォーマンスを見てみたい!
こちらも46時間TVに登場!
おざわこさん同様、百合坂さんも乃木坂46時間TVの「踊ってみた」に採用され放送されました。
それを見た生駒里奈さんが「百合坂46の動画は全部チェックしてる」と公言、さらにちょうどその日に名古屋で百合坂46単独公演をされたとのこと。
これからの活躍がますます楽しみですね!
百合坂46 × 46HOUSE!ダンサー
イベント終了後から記事公開まで1週間、何をしていたかと言いますと、ほとんど動画編集をしていました。なにしろ約5時間分の映像×カメラ2台分と別撮りの音声があるので、整理だけでも時間がかかるわけなんですが、いちばん時間をかけたのがこの演目。
動画を見ると分かるとおり、動くボカシ加工をしたんです。
たった4分半の映像なのに、とてつもなく長く感じました。深夜、私は半泣きで編集していたような、いやむしろ笑っていたような…?その時の記憶がありません…。
みなさま、もしボカシやモザイクが動く映像をご覧になる機会がありましたら、その裏にある労力を意識してみてください。きっと今までと違った見え方がそこにあると思います。
混ざり合う!
肝心のダンスに関しては、すごーくよかった!
主催いちろくさんがイベントを振り返り、全体的に「混ざり合う」のを感じたと表現していました。
このダンスもまさにそのひとつ。男性ダンサー2人のバキバキダンスと、百合坂メンバーのしなやかなダンスが混ざり合い、原曲とは違うサイレントマジョリティーに。
私のおすすめ必見ポイントは、サビ終わりにセンター富田さんが見せる2回転からの決めポーズ。これがかっこいい!
気難しくて神経質?三輪智也さん。
初めてお会いした三輪さん。楽曲のイメージから、”ちょっと気難しくて神経質な方” を想像していたんです。が、実際は真逆。「ぐるのぎというサイトを運営しておりまして、今日は撮影をさせてい…」
「あー!前回のレポート見ましたよー!!」
と、おそろしく
終演後には、出口付近で楽曲ファンからの握手やサインに応じたりお見送りをしたり、大変気さくで人当たりのよい方でございました。
沸き曲を押さえたセトリ。
DJのセットリストは、ほぼ全て乃木坂の楽曲。
中でも印象に残ったのは「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた(kuma Remix)」。私も以前トランスを聴いていた時期があり、このリミックスはたまらんです。
その他の曲も乃木坂ライブで盛り上がるものがきっちり押さえられていて、ライブに参加したり映像を見たりされているんでしょうか?ファンの沸き曲を完全に把握されている印象。
#4 以降にまた出演されることがありましたら、三輪さんご自身のルーツを思いっきり盛り込んだ選曲を聴いてみたい!と強く思いました。
選曲にも意味がある!Sugaya Bros.さん。
SugayaさんのDJで衝撃を受けたのは、当日のパフォーマンスだけでなく、後日公開されたセトリ解説のブログ記事でした。DJって、”その場の客層やノリを見て曲を選び対応する人” というイメージだったもので、まさか選曲自体に意味が込められていたとは…。
乃木坂といえば初森ベマーズだから「太陽ノック」、登場人物がみんな問題児だから「もんだいガール」。これに気づいた人が会場に何人いたかは置いといて、そんな見方をすると、これからDJがいるような場所にいく楽しみがひとつ増えた気がします。
クリエイターさんや演者側の方って、こういう後日解説を野暮だと考えてしまうところがあるかと思うんですけれど、きちんと言葉で解説してもらえるのはすごくうれしいです。
それとイベントの締め、ラストに流す椎名林檎の「長く短い祭」もいいんですよ~。曲としてもタイトルとしても。
やっぱり混ざり合うサイマジョ。
そしてやっぱり触れなければいけないのが、セトリのラスト2曲。
中盤の「嫉妬の権利」がかかったあたりで百合坂さんがステージに飛び出して踊り始め、うっすらと ”Sugaya Bros. × 百合坂46” の気配がありました。
それが「他の星から」を経て「サイレントマジョリティー」で完全に実現。
レポート記事の動画にも収められているように、最終的にはお客さんまでがステージに上がって踊りだすという、「混ざり合う」展開が自然発生しました。
いちばん肝心な ”乃木坂メンバー” がいないにも関わらずあの盛り上がり。公式イベントでは絶対にありえないこの組み合わせを楽しめるのが、46HOUSE!のおもしろいところですよね!
まとめ。
いちろくさんが後日配信で「野外フェス」にしたらおもしろそう!なんて言っていました。もう大賛成ですよ。そうなったら絶対に参加したい!場所やら機材やらお客さんの交通手段やら、考えることがありすぎて大変そうですが、実現したらすごい!私もできる限りのお手伝いをしたいと思います。
とりあえず#4、楽しみにしてます~!
追記:2016/6/25
なんと!Sugaya Bros.さんがこの記事に対してのアンサーポスト的なものを書かれている!タイトルからこのサイトの名前を出していただいて感謝です…!!なるほど、ディープリバーの「セカラバ」はアシッドジャズと言えば伝わるんですね〜。
百合坂46新メンバーに加入しました!これからはダンスも頑張るのでよろしくお願いします
— Sugaya Bros. (@sugabro) 2016年6月6日
(写真お借りしました) #おもひで pic.twitter.com/8lLBtYsqsP