乃木坂46の舞台公演「じょしらく」の開催までもう少しですね。ライブビューイングが行われることも発表され、チケット争奪戦に完全に負けた私には嬉しいかぎり。
さて今日は、この「じょしらく」の舞台について。
映画やドラマなんかの場合、原作やあらすじを知らずに知識ゼロで見るのも楽しいと思うんです。実際わたしもそのタイプで、「悲しみの忘れ方」もまだ予告映像を見ていません。
ところが舞台の場合、座席によっては今誰がしゃべっているのかわかりづらかったり、セリフが聞き取れなかったりすることがあります。
ましてや乃木坂メンバーには演技の経験が圧倒的に少ない子もいて、本来伝えたいニュアンスがうまく伝わらないことがあるかもしれない。なので、今回のじょしらくに関してはある程度知識を入れておいていいんじゃないかと思っています。
ということで今回は、「じょしらく」の舞台を見る前に原作を少しだけ予習しておこう!というお話です。
どんなお話なの?
原作は、2009~2013年の4年に渡って別冊少年マガジンに連載された、久米田康治さんのマンガです。作中にある、
「この漫画は女の子の可愛さをお楽しみ頂くため邪魔にならない程度の差し障りのない会話をお楽しみいただく漫画です。」
という注意書きの通り、落語家の女の子5人を中心とした会話劇。題材となっている落語がメインかと思いきや、そうではありません。
落語の公演を終えたあとの楽屋で展開される会話が中心で、5人それぞれに強めのキャラクター設定がされています。会話の内容は、あるあるネタや時事ネタが多めな気がします。
キャラクター設定
5人には強烈なキャラクター設定がされていて、それぞれに愛称とテーマカラーも決められています。担当メンバーと一緒に見てみましょう。防波亭 手寅(ぼうはてい てとら)
伊藤万理華(ら)、高山一実(く)、中元日芽香(ご)
テトちゃん(黄色い着物×茶髪)
主人公。ボケもツッコミもできる、会話を進める重要な人物。
名前の由来は、他のメンバーが自分の分野で暴走したときにそれを抑える「防波堤(テトラポッド)」から。
主人公。ボケもツッコミもできる、会話を進める重要な人物。
名前の由来は、他のメンバーが自分の分野で暴走したときにそれを抑える「防波堤(テトラポッド)」から。
蕪羅亭 魔梨威(ぶらてい まりい)
斉藤優里(ら)、松村沙友理(く)、衛藤美彩(ご)
マリーさん(赤い着物×赤髪)
男っぽい口調でけんかっぱやいのが特徴。MCのように場を仕切って話を進める役割。ツッコミが多い。
名前の由来は、ウォッカとトマトジュースのカクテル「ブラッディマリー」から。
男っぽい口調でけんかっぱやいのが特徴。MCのように場を仕切って話を進める役割。ツッコミが多い。
名前の由来は、ウォッカとトマトジュースのカクテル「ブラッディマリー」から。
波浪浮亭 木胡桃(はろうきてい きぐるみ)
星野みなみ(ら)、井上小百合(く)、北野日奈子(ご)
キグちゃん(ピンクの着物×黄髪)
小柄で天真爛漫、計算高い。他のメンバーからの期待に応えるべく、”かわいい女の子”像を演じている。
名前の由来は、かわいらしいキャラクターの皮をかぶった「ハローキティ・着ぐるみ」から。
小柄で天真爛漫、計算高い。他のメンバーからの期待に応えるべく、”かわいい女の子”像を演じている。
名前の由来は、かわいらしいキャラクターの皮をかぶった「ハローキティ・着ぐるみ」から。
空琉美遊亭 丸京(くうるびゆうてい がんきょう)
堀未央奈(ら)、佐々木琴子(く)、能條愛未(ご)
ガンちゃん(紫の着物×緑髪)
メガネキャラらしからぬ暴力的な性格。現実的でちょっと皮肉っぽく冷静。けんかが強いけれど、マリーさんにしか手を出さない。
名前の由来は、長身美人な「クールビューティ・眼鏡」から。
メガネキャラらしからぬ暴力的な性格。現実的でちょっと皮肉っぽく冷静。けんかが強いけれど、マリーさんにしか手を出さない。
名前の由来は、長身美人な「クールビューティ・眼鏡」から。
暗落亭 苦来(あんらくてい くくる)
山崎怜奈(ら)、中田花奈(く)、齋藤飛鳥(ご)
苦来ちゃん(水色の着物×黒髪)
躁鬱で情緒不安定。ガンちゃんとともに会話をネガティブな方に進める役割。風習にうるさい。
名前の由来は、母親が行方不明になった暗い過去など、ネガティブな漢字つなげた「暗・落・苦来る」から。
躁鬱で情緒不安定。ガンちゃんとともに会話をネガティブな方に進める役割。風習にうるさい。
名前の由来は、母親が行方不明になった暗い過去など、ネガティブな漢字つなげた「暗・落・苦来る」から。
落語×ミュージカル×アイドル??
上に書いたのは原作での設定。乃木坂の舞台版では原作を忠実に再現してくるのか、思いっきり変えてくるのか、見どころの一つだと思います。監督の川尻恵太さんのことを調べると、ラーメンズ小林賢太郎さんの作品と関わりが深いようで、”伏線”とか”シニカル”とか”シュール”がキーワードになるのかもしれません。
それともうひとつ。今回初めて乃木坂を担当する、竹森徳芳さんという振付師がつくようです。
プリンシパルのように演目の公演後にミニライブがあるのかもしれませんが、私はもしかしたらミュージカルになるんじゃないか、なんて期待しています。
落語×ミュージカル。過去になくはないようですけれど、これにアイドルが組み合わさるのは初めてなんじゃないでしょうか。
まとめ。
ライブビューイングって、どんな上映スタイルなんでしょうかね?舞台は映画と違って、セリフを話している人以外も、全ての人がリアルタイムで常に演技をしています。
セリフを話しているメンバーだけにカメラがズームしてしまうと、舞台の良さが少し薄れてしまう気がするんですよ。なので私としては、多少顔が見づらくてもできるだけ定点カメラにしてもらって常に全体が見たいです。
いろいろ書いてみましたが、まだ肝心のチケットを持っていないわたくし。人生初の舞台ライブビューイングを体験するためにも絶対に当てたいところです。
プレオーダーの結果発表は6/13(土)。わくわく。