先日、乃木坂46の11thシングル「命は美しい」特典の全国握手会について、詳細が発表されましたね。京都会場での開催はすでに終了しましたが、私は関東民なので5月2日の横浜会場に参加しようと思っています。
ということで、5月2日に向けての準備も兼ね、昨年2014年の11月3日に開催された10thの全国握手会の流れを振り返りレポートしてみます。
全握ってなにかね?
まず全握(全国握手会)初心者の方のために簡単に説明すると、乃木坂46のシングルが出るたびに、ほぼ毎回開催される握手会のことです。シングル5種類のうち、「初回限定版」と書いてあるものに入っている「イベント参加券」を使って参加します。(→詳しくは、過去の記事「乃木坂46握手会まとめ」も見てください!)
個別握手会と違って1枚の券で2人のメンバーと握手できるのですが、2人の組み合わせは運営さんが事前に決めるので、私たち参加するファンはどのペアにしようかなーと会場で決めることになります。
そして全握の特徴は「ミニライブ」があること。握手会が夕方くらいに終わり、その後夜に数曲だけの小さなライブが行われるのです。会場に入場するときに先着順で配られる整理券をもらい、夜まで待って参加します。
特に関東会場でのミニライブでは、楽曲のパフォーマンス以外にサプライズ発表がある場合もあり、ファンとしては充実した1日になるので人気の高いイベントです。
しかし、よいことだけではありません。全握といえば、もうとにかく混むことで有名ですね。
1,600円の初回版CDを買うだけで、2人と握手して、新曲の初披露込みのライブを見て、メンバーと一緒に運営さんからのサプライズ発表に泣いたり喜んだりする。
この内容の盛りだくさん感は魅力的で、当然たくさんの人が押し寄せます。
私が参加した、2014年11月3日の10th全国握手会inパシフィコ横浜の様子はこんな感じでした。
握手は入場に2時間。
当日、私は11:00ちょうどに会場のパシフィコ横浜に到着。開場が10:00、握手開始が12:00で、ライブ整理券のために早朝から並んでいる人がいるのもわかっていたので、握手には確実に間に合うけど、整理券は微妙かな…くらいの気持ちでした。到着した時点で列の並びはこちら。
うろ覚えなので列の形とかはあいまいですが、会場前のコンコースと呼ばれる廊下みたいなとこから外に出て、さらにピロティと呼ばれる広場まで鬼のように並んでいました。
結果的にこの日の握手会参加人数が10,000人と発表されていたので、この時間では5,000人くらいはいたのかな?すごい人数です。まず会場に入るまでが、ひとつ目の関門。
ただ唯一救いなのは、物販なんかと違い1人の持ち時間が決まっていることもあって、それなりに常に列が動いています。2歩進んで止まって、3歩進んで止まって、、とじりじり会場内に近づいていきます。
結局会場内に入れたのは2時間後の13:00。他の乃木坂イベントと同じように、荷物検査を経て中に入ります。
心配していた整理券は無事に受け取ることができました。この整理券にはライブ時に自分が入れるブロックが書いてあるのですが、ランダムで渡されているようで、早く来たからよい席とは限りません。
ここ、勘違いしている人がけっこう多いようです。整理券をもらうのは先着順、整理券に書いてある席はランダム抽選です。2人以上で来てもバラバラのブロックになることは多々あるみたいですよ。
良席かどうかは開始までわかりませんが、とりあえず間に合ってよかった…。
推しメンか、お試しメンか、それが問題だ。
さてようやくメインの握手。ペアメンバーの組み合わせは、運営さんが決めています。個別握手での人気順に並べて、超人気メンバー&まだまだこれからのメンバー、それなりに売れているメンバー&それなりに売れているメンバー、みたいな組み合わせにしているようですね。
ファンを分散させるために当然の処置ですが、そうは言っても西野七瀬さん白石麻衣さんなど超人気メンバーのところは、組み合わせに関わらずすごく並びます。
そんな中面白いのは、握手参加メンバーの人数によっては3人組があったり、人気序列的に中堅以上のメンバー同士のペアだったりで、超人気メンバーに劣らない列ができることがあります。
たとえば、9thの関東全握では井上小百合さん&齋藤飛鳥さん&中元日芽香さんという奇跡の3人組レーンがあり、案の定かなり長い列となっていたそうです。私はその日参加しておらず、ネットのリアルタイム情報を見て、行かなかったことをひたすら後悔しました…。
話を戻してこの日、2枚の握手券を持っていた私が最初に選んだのは、新内眞衣さん&齋藤飛鳥さんレーン。
新内さんの落ち着き大人対応に癒されたあと、飛鳥さんの「飛鳥対応」のパンチ力にやられました。のぎ天視聴者なら、この組み合わせがいかに素晴らしいかおわかりいただけるかと思います。
2枚目で並んだのは、永島聖羅さん&中元日芽香さんレーン。
永島さんとはラジオ「沈黙の金曜日」の話、中元さんとはブログの話をしたような気がします。2人とも、実際に会うとイメージよりもかなり細身で驚きました。
この日の4人、私にとっては全員初めての握手。全握のよいところのひとつとして、お試ししやすいというのがあると思います。
1枚で2人、しかも事前予約なしのその場でメンバー決めができる。「推し」に並ぶのもいいですが、初めて行く「お試し」もありですよね。
握手自体は、1人のメンバーにつき3~5秒ほど。なので、超人気メンバーに並んだり何十枚何百枚と握手券を積んだりしない限り、握手が終わって夜のミニライブまで相当な時間が空くことになります。
入場に2時間並び、2枚の握手券を使うのに5分。おそろしいですね。しかも人気メンを選んだ場合はレーンでも1時間くらい並び、さらに物販で買い物する人はそこでも並ぶようです。
この時点で13:05だったので、19:00からのミニライブまであと6時間ほど。どうやって時間をつぶそうか…。
でも大丈夫。横浜会場は、近くにみなとみらい・中華街・元町などなど観光スポットがいくらでもあるので、意外と時間をつぶせますよ。
ミニライブは入場に1時間。
18:00。入場のことも考えて、ライブ開始の1時間前に再びパシフィコに戻った私は驚きました。なんと、昼に並んだときよりも長い入場待機列ができている!
こちら待機列のイメージです。
こちらも先ほど同様うろ覚えですが、ピロティからいったん敷地の外に出て階段を上がり、さらに2階にまで及んでいました。
乃木坂ちゃんすごすぎ。この並びが最後の関門です。
まあでも整理券を持っている人数は限られているし、ただ入場するだけだからすぐ入れるだろう、と思いつつ最後尾に。
ところが、列は進んでいるものの、けっこうなスローペース。2階から1階まで進んだあたりで、開始時間の19時を過ぎてしまいました。
うわ開始に間に合わないじゃん…と落ち込んでいると、ここで列に異変が!列の前の方の人が急に走り出したのです。
係員の方々が拡声器で「走らないで!」みたいなことを言っているのですが、みんなそんなの無視です。前の人が走り出し、後ろの人がそれに続いて走り出し、、、私がいたのは列全体の最後の方だったのですが、もうみんな最終的には列無視で走り出しました。
この謎の全員ダッシュ現象、全握ではわりとおなじみの光景らしいですね。後日知りました。
ちょっと息が上がりながらようやく中に入れたのは、19:15ごろ。ステージにメンバーが出てきてちょっと経ったところでした。
全握ミニライブは、オールスタンディングでブロックごとに柵で仕切った会場レイアウト。自分のブロックの中なら、自由に場所取りができます。私が受け取った整理券は運良く最前上手側のブロックでした。
10thの表題曲やカップリングなど数曲のパフォーマンス、そして「乃木坂って、どこ!?」で放送された、東亜学園高等学校コーラス部と一緒に歌う「何度目の青空か?」合唱バージョンが披露されました。
そして中盤のMCの最中には、お決まりのサプライズ発表。
内容は、アンダーライブを10倍キャパの有明コロシアムで開催。さらにその翌日から同会場でクリスマスライブを2days開催。アンダー推しの私としては、8,000人の会場でアンダーライブをやるということと、それを聞いたアンダーメンの涙に思わずうるうる…。
まとめ。
とにかく並ぶ、待ち時間が長いことをさんざん書きましたが、この日の全国握手会に限っては、混雑した理由があります。ひとつは、2014年春に起きたAKB48握手会での事件、いわゆるノコギリ事件の影響で、ミニライブ付きの全国握手会開催が8th以来の半年ぶりだったこと。
もうひとつは、同事件の影響なのか?関東以外での全国握手会が開催されなかったこと。
そしてもちろん、乃木坂の人気が右肩上がりに高まっていること。
列に並んだのが計3時間、時間をつぶす待ち時間が5時間。それでも初めましてメンバーとの握手やミニライブ、サプライズは楽しくて、満足度は高かったです。
5月に開催される11thシングルの関東全握、どのくらい人が集まるかわかりませんが、今の乃木坂人気を考えると10th超えも十分にありえると思います。
参加を悩んでいる方、乃木坂ちゃんのためなら何時間でも待つ自信があるのなら、ぜひ参加してみることをおすすめしますよ。